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読書は雨の日がいい。
少し暗い部屋で、冷めかけた珈琲を飲みながら。
雨の音はこれ以上読書の手助けをするものはないくらいのもの。
早々の結論で恐縮だが、何もしなくていいのが雨の日。
本と珈琲もやり過ぎかもしれない。

そういえば私がまだ学生だった頃、漫画や大人向けの雑誌などの裏表紙にアイデア商品なるものの広告が載っていた。
同年代以上の皆さんはもちろんご存知と思うが。

いわく、昔は貧弱な坊やと呼ばれたがこれであなたもたくましい肉体を手に入れられる、とか、自宅で真っ黒に日焼けができるランプとか。
そんな少々胡散臭い商品達の中に、不眠症の人もすぐに眠られるテープって言うのがあった。 
これはカセットテープにただただ水の落ちる音、ピチョン、ポチョン、ポトンと延々その音が録音されているもの。
それこそ効果の程はわからないまでも、なんだか妙に納得する ものがある。

雨には不思議な効果があるように思えて仕方がない。
雨音や雫や風に舞う雨粒が窓ガラスを叩く 音に、とても心を落ち着かせるものを感じるのは私だけだろうか。
飼い犬の様子を見ていても同じように思えてくる。

雨の日には狩猟には出ず、すみかで雨のやむのを待ちながら過ごした太古の思い出がDNAに刻まれているのかもしれない。 
恐ろしい捕食者も来ない安堵感であるかもしれない。

何もしないことが許される時、それが雨の日。